サイトの考え方
アイオワを、少しずつ信頼したくなる州として伝えたい。
アイオワには、大きな声で自分を売り込むような派手さは、あまりありません。 けれど、だからこそ良い州です。走っているうちに道が身体へ入ってくる。小さな町の広場が、 だんだん好きになってくる。パイやテンダーロインや州フェアの食べものから、 この州の気質が見えてくる。そういう深まり方をする場所です。
このサイトは、その「少しずつ見えてくる感じ」を大事にしています。名所だけを並べるのではなく、 どういう順番で州へ入ると輪郭がきれいに見えるのか、どの町でどんな空気を受け取るのか、 どこで泊まり、どこで食べると、その地域が一番自然に立ち上がるのか。そうしたことを、 長文の日本語で落ち着いて案内することを目指しています。
このサイトが大切にしていること
わたしたちは、アイオワを五つの入口から見ています。
第一に、道です。アイオワは場所だけで覚える州ではなく、道で覚える州でもあります。 広場へ向かう道、川の町へ下る道、湖の国へひらく道。どの方向へ走るかで、州の印象はかなり変わります。
第二に、食です。パイ、ステーキ、ポークテンダーロイン、州フェアの食べもの。 この州の食は、名物料理というより、州の感情の置き場所です。家庭のやわらかさ、肉の誇り、 小さな町の本気、祭りの熱。そういうものが食卓の上に出てきます。
第三に、町です。郡庁舎の広場のある町、川沿いの町、大学町、湖の国の町。 アイオワの良さは、どの町も同じではないのに、どこかで静かな共通感覚を持っていることです。
第四に、泊まることです。どこで夜を迎えるかで、その地域の見え方はかなり変わります。 歩ける町の宿、歴史ホテル、川の町の名門、湖の家族宿。宿はただの拠点ではなく、 その土地の夜を引き受ける場所です。
そして第五に、家族の記憶です。このサイトには、 「わたしたち家族ならどう走るか」「本当に車を止める店はどこか」「また予約したい宿はどこか」 という視点が通っています。これは観光ガイドのふりをした感想文ではありません。 むしろ逆で、家族の実感を通すことで、役に立つ情報がやわらかく、長く残る形になると考えています。
このサイトの書き方
わたしたちは、短く言い切るより、少し長く呼吸する文章で案内します。
Iowa.co.jp のページは、いわゆる「ベスト10」のような整理だけでは終わりません。 なぜなら、アイオワの良さは順位ではあまり伝わらないからです。どこが一位かより、 なぜその場所がその土地の気分を一番よく見せてくるのかのほうが重要です。
そのため、このサイトでは magazine length の長文を中心にしています。町、道、食、宿を、 それぞれの地域の空気まで含めて説明し、日本語として読んで気持ちのよい流れを大事にしています。 役に立つことと、読んで美しいこと。その二つを同時に目指しています。
誰のためのサイトか
このサイトは、アイオワを初めて知る人にも、少しずつ好きになりたい人にも向いています。
初めてアイオワへ行く人には、どこから入れば州の輪郭が見やすいかを示したい。 すでに何度か走った人には、「自分が感じていたことは、こういう言葉だったのか」と思ってもらいたい。 日本語で、しかも旅の感覚を大切にした州の案内は、まだそれほど多くありません。
だから Iowa.co.jp は、情報だけのサイトではなく、州との関係を少しずつ深めていくための site でありたい。 一度読んで終わるのではなく、次の旅の前にまた戻ってきて、 「今回はこの町に泊まろう」「今度はこの道を走ってみよう」と思えるような場所を目指しています。
創設者について
このサイトの背景には、州を「資産」ではなく「経験」として大切にしたい気持ちがあります。
Iowa.co.jp は、Japan.co.jp の広い編集思想の流れの中でつくられています。場所を単なる地名としてではなく、 人がどう出会い、どう覚え、どう語り継いでいくかという視点で編集すること。 その思想は、このアイオワのサイトにもそのまま流れています。
創設者については、創設者ページをご覧ください。
ご利用案内
このサイトの読み方は、一本道ではありません。
最初に全体像を知りたいなら、トップページから読むのが自然です。道から入りたい人は「道」へ、 食卓から州へ入りたい人は「食」へ、夜の迎え方から州を見たい人は「泊まる」へ進んでください。 それぞれの入口は違っていても、最後には同じアイオワへつながっていくように設計しています。
Iowa.co.jp の目的は、情報を大量に並べることではありません。読んだあとで、 アイオワを少し好きになり、少し信頼し、少し走ってみたくなること。そのために、このサイトはあります。